成犬のミニチュアシュナウザーが巣立ちました!
モトコランドで生まれて育って、ここで出産を終えたミニチュアシュナウザーの女の子を迎え入れてくださいました。
私たちにとってここで生まれた子犬を迎え入れて頂くことと同じか、またはそれ以上に嬉しいことが在舎犬たちを迎え入れて頂くことです。
昔からボランティア(今のNPO法人のようなところ)団体を通じて老人ホーム(今のデイサービスのようなところ)へたくさんの子達が巣立ってゆきました。そこからいろいろな感動的なお話を聞かせて頂きました。
例えば、そういった施設に入りたくないご老人はなかなか心を開かない場合があるそうです。でもその人が愛犬家だったり、犬が嫌いな人ではなかったら犬の世話を始めることがあるそうです。
また認知症の方々にも大きな効果があったと聞きます。「育てなければ」という責任感や犬に触りたいという欲求や犬の姿だけでも見たいという強い思いは脳裏から離れないようです。そしてどんどん日常生活を忘れない、元の暮らしに近づくそうです。そして中には立てないと思っていた方々が立てるようになったそうです。
昔はセラピードッグという言葉や概念がありませんでした。
ですがいろいろな施設でモトコランドの在舎犬たちが大活躍してくれたことを誇りに思っています。
虐待されながら暮らした子や愛情不足で捨てられた子はかわいそうです。そういう子たちは1頭でも少なくしなければなりませんが、そういった子たちは現実的には飼育しにくい子が多いものです。ネットで感動的な話が拡散することもありますが現実はそうではないケースがほとんどです。
一方、高齢の方々や幼いお子さんのいらっしゃる家庭でも愛犬を迎え入れたいという思いを持っておられます。「それはダメでしょ」「犬の世話ができないから無責任だ」というのは必ずしもそうではないです。
そういう意味でも子犬よりずっと世話の手間がかからない、健康状態の安定している成犬を迎え入れることは一面正しい選択だといえます。・・・排泄の回数だけでも子犬と成犬では随分違います。
話は変わりますが、「子犬」の月齢の定義はありません。「成犬」も同じです。
また最近生後45日齢以上でなければブリーダーの手元から引き離してはならないという法律ができました。先進国の日本でやっとこの法律ができました。段階的に引き上げられる予定です。欧米では昔から生後60日齢以上で子犬を引渡してきましたが、今は欧州の先進国では90日齢以上での引渡しとなっています。
では、生後4ヶ月だとどう思いますか?生後2ヶ月よりも3ヶ月よりも飼育しやすくなる要素は多くなります。(欧州ではペットショップでの犬猫の販売は禁止されていますし、アメリカでもほとんどブリーダーから犬を迎え入れます)ブリーダーのもとで生後2ヶ月や3ヶ月や4ヶ月過ごせばとても飼育しやすくなることはモトコランドのオーナー様でしたらすぐに理解できるでしょう。
では生後6ヶ月ではどうでしょう。生後1歳や2歳では?定義はありませんが一般的な概念の「成犬」になりますね。そういった成犬になると、それまでに飼育されてきたところを離れる時に寂しがる、皆さんは思います。それは間違いありません。
では、生後2ヶ月や3ヶ月の子犬は寂しがらないでしょうか。寂しがりますね。そして環境の変化に強いのは断然「成犬」です。子犬が寂しがることは当然ですし、飼育環境や飼い主が変わることへの負荷は大きいですから、パピー合宿を行ったり、巣立ってゆく月齢を遅らせて、少しでもしつけを入れて、「匂い付きヌイグルミ」をお渡しするなどしてなんとか大きなトラブルのないように、そして飼い主さんが困らないように工夫しています。
成犬も寂しがります。成犬だからといって子犬よりもより大きな寂しさがあるわけではなく、なかなか新しい飼い主さんに懐かないわけではありません。それが我々ブリーダーが育てた子たちです。一般家庭で甘やかされて育ってきた子たちとは違います。
こういったことが日本では今でも知られてこなかったです。いつまでも昔と変わらず「子犬」を迎え入れることが大切だと考えられてきました。これだけネットからの情報が溢れていても欧米の文化である愛犬との暮らしが日本に浸透していません。
日本流でも問題ありません。他から入ってきた文化はそこで形を変えるものですからね。しかし、子犬を迎え入れる月齢や年齢に関してはもっともっともっと考えるべき余地があります。固定した考え方のままでは犬界全体にも大きな影響を及ぼします。(すでに及んでいます)
2016年7月22日
ブリーダー・モトコランドとかわいい
超大型犬種マサキコレクション
モトコランドで使用しているグッズ、